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まだ、農法にこだわりますか?

What´s 農法?

あなた自身が納得して、安心・安全な野菜を選択するために!

もくじ
生産者の数だけ、栽培情報は十人十色!
これからは、栽培情報を知る時代!

農法にはどんな種類があるの?

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農法には、大きく分けて5つの種類があります!

 

「縄文農法」など、世間にはいろんなネーミングが付いた農法があるけれど、どれも農法のニックネームなのよ。

だから、どんなネーミングが付いた農法であれ、5種類の農法のうちどれかに分類されるってワケ!

 

ちなみに、JAやスーパーなどで販売されている野菜の約99%が慣行農法に分類されるし、「縄文農法」は自然農法に分類されるのよ!

農法の5大カテゴリ

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農法の5つのカテゴリ

農法には、「慣行農法」「有機JAS農法」「有機農法」「特別栽培」「自然農法」の5つのカテゴリがあります。

 

それぞれに長所と短所があり、同じ農法でも生産者の数だけ栽培方法もタネの扱いもさまざまです。それでは、ひとつずつ紹介します。

生産者によってさまざまな農法名を付けとるだけで、基本的に農法は5つのカテゴリに分類されるんや。ほな、各農法についてくわしく説明していくわな!

「慣行農法」(近代農法)◆

市場に出回る約99%の野菜が該当。F1種のタネと化学合成農薬・化学肥料・除草剤をセットで用いることが大前提。

​​​◆「有機JAS農法」◆

市場に出回る約0.2%が該当。JAS有機認証制度を取得した生産者のみ実践でき、「有機JAS」表示での販売が可能。作付け前の2年以上、化学合成農薬と化学肥料が使用されていない農地での栽培&有機種子を採用。原則、化学合成農薬と化学肥料の使用が不可。※国際的な合同の食品規格委員会の表示に基づく

 


◆「有機農法」◆
 

市場に出回る約0.6%が該当。有機JAS農法との違いは、生産者がJAS有機認証制度を取得していないこと。そのため 「有機JAS」表示での販売は不可。有機JAS農法の考え方・栽培法に準ずるが、とくに法的な縛りはなく、詳細は各生産者に委ねられる。

 

 

◆「特別栽培」◆

化学合成農薬と化学肥料の使用量・使用回数が、栽培地域で行われている慣行農法の5割以下に減らした農法のことまた、栽培期間中の化学合成農薬と化学肥料の使用量・使用回数の表示を詳細に記載しなければならない。 ※国際的な合同の食品規格委員会の表示に基づいていない

 

◆「自然農法」◆

市場に出回る約0.2%が該当。基本的に無肥料・無農薬・固定種・在来種のタネを用いることが多いが、法的な縛りはなく、各生産者によって栽培情報は異なります。

慣行農法(近代農法)って?

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世界で一番、採用されている標準的な農法です

ちなみに、化学合成農薬・化学肥料の使用回数と使用料は栽培地域ごとに規定が違がうんやけど、一般的に出荷前の農薬投下数の平均は約20回なんやて!

1960年代を境に大量生産・大量消費の社会が到来し、市場と流通のニーズにマッチした野菜が必要となったことで登場したのが慣行農法です。

F1種と大量の化学合成農薬(殺虫剤)・化学肥料・除草剤を用いることが大前提で、野菜の規格が揃うだけでなく、短期間で収穫量が上げられるのが特徴です。

現在、市場に出回る野菜の約99%が慣行農法で栽培されています。

 

 

有機JAS農法って?

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有機=オーガニックやけど、完全な無農薬・無化学肥料栽培ではないって知ってた?

 

有機JAS法が許可した50種近くの化学合成農薬と植物由来の自然農薬が使用可能なうえ、

その表示義務もないというのが現状なんだ!!

2001年に施行された有機JAS法に則り、JAS有機認証制度を取得した生産者のみ『有機JAS』表示での販売が可能です。基本事項として、作付け前の2年以上、化学合成農薬と化学肥料が使用されていない農地での栽培が鉄則。

 

また、化学肥料、化学合成農薬、遺伝子組換え技術を駆使した種子(GM種)や作物は使用できず、良質な堆肥や微生物でつくった有機質肥料を用いた栽培法です。

有機質肥料とは、有機JASが認定する土壌で摂れた作物や植物由来の残さや堆肥のことです。天候不順などでやむを得ない場合は、油粕や魚粕、糠堆肥、馬糞、牛糞、鶏糞、骨粉、肉骨粉、草木灰、緑肥、EM菌などの微生物も採用しますが、生産者ごとに採用する有機質肥料は違います。

ちなみに、有機JAS農法で使用するタネのことを有機種子というんだ。有機種子とは、化学合成農薬・化学肥料・除草剤などの薬剤を使用しない圃場で栽培されたF1種固定種・在来種のタネのことで、タネの採種後に種子を消毒していないことが条件なんだ。

 

また、国内において遺伝種組み換え種子(GM種)での栽培は今のところ禁止されているよ。

ただし、約50種の化学合成農薬と自然農薬の使用は許可されているうえに、害虫から守るため例外的に種子消毒しても良いと許可されているんだ。

 

希少で入手困難な固定種・在来種は手に入りにくいから、やむなくF1種のタネを採用する生産者がほとんど!

仕方がないとはいえ、例外や特例ばかりというのが有機JAS農法の現状なんだ……。

もちろん固定種・在来種のタネを使用する生産者もいるけど、種子消毒の有無は生産者ごとに違うよ

有機農法って?

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有機JAS農法との違いは、有機JAS認証制度の取得の有無です。

たとえ有機認証制度に則った栽培を実践していても、制度の取得をしていなければ『有機JAS』表示での販売はできません。

 

基本的な概念は有機JAS農法と同じで、化学肥料、化学合成農薬、遺伝子組換え種子(GM種)を使用せず、良質な堆肥や微生物でつくった有機質肥料を用いて栽培する農法です。有機認証制度のような法律による規則がないため、

たとえ有機質肥料だけを使用していても国産とは限らず、栽培方法も生産者ごとに違います。また、慣行農法より量を減らしたうえで、化学合成農薬と化学肥料を用いる生産者もいます。

有機農法も有機JAS農法も、慣行農法より極力、化学合成農薬と化学肥料の量を抑えたスタンスの農法ってことなの。だから、タネに注目している生産者はまだまだ希少だし、基本的に種子消毒しているF1種のタネで栽培する生産者が多いのが現状だわ。

 

でも、それ以前に採用しているタネがF1種か、固定種・在来種なのか、タネに種類があることや詳細を知らないまま栽培している生産者も意外と多いわ!

ちなみに、有機JAS農法の場合、有機JAS法が許可した50種近くの化学合成農薬と植物由来の自然農薬が使用可能なうえ、その表示義務もないこと。また、有機JAS農法で決められた規則もそのほとんどが特例などで例外的に守らなくても許可されることが多いため、

あえて有機JAS認証制度を取得しない生産者もいるのよ!

特別栽培って?

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特別栽培とは、化学合成農薬と化学肥料の使用量・使用回数が栽培地域で行う慣行農法の5割以下に減らした農法のことです。※化学合成農薬と化学肥料の使用量・使用回数は栽培地域ごとによって違います

 

平成16年に施行された「特別栽培農産物」に係る表示ガイドラインにより、

化学合成農薬を一切使用していない場合でも「無農薬」と表示できなくなり、代わりに「特別栽培」と表示するように義務づけられました。これにより「無農薬」「減農薬栽培」「減農薬減化学栽培」「無化学肥料栽培」などの表示はすべて廃止され、「特別栽培」と表示しなければなりません。

 

化学合成農薬を一切使用していない「無農薬」の場合は、注釈として「栽培期間中農薬不使用」と記載します。

化学肥料を一切使用していない場合も同様で、注釈として「栽培期間中化学肥料不使用」と表示します。

特別栽培で栽培された作物のことを「特別栽培農産物」と言い、有機JAS農法で栽培された作物のことは「有機農産物」というんだよ。

ちなみに、特別栽培と有機JAS農法はよく似た農法に思えるけれど、決定的な違いは化学合成農薬と化学肥料の使用量にあるわ。

有機JAS農法の場合、作付け前の2年以上、化学合成農薬と化学肥料が使用されていない農地での栽培&有機種子を採用すること。また原則として化学合成農薬と化学肥料の使用が不可。  

 

特別栽培の場合、化学合成農薬と化学肥料の使用量・使用回数が栽培地域で行う慣行農法の5割以下に減らした農法のことです。とくに、作付け前の規則はありません。

 

とはいえ、有機JAS農法の場合、有機JAS法が許可した約50種の化学合成農薬と自然農薬が使用可能だし、特例や例外が多いのが現状だから、毎回、生産者に栽培情報を確認することをオススメするわ!

 

タネのことには言及していないから、生産者ごとに採用するタネ・種子消毒の有無は違うよ

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自然農法って?

法的な規制がないため生産者ごとに栽培方法は違います。

無肥料・無農薬でも耕起(土を耕す)を採用する場合もあれば、無農薬でも有機肥料を採用する場合、水やりと除草作業を採用する場合もあり、生産者ごとによって違います。

 

タネにおいては、F1種のタネを採用する生産者もいるし、固定種・在来種でも種子消毒したタネを採用する生産者もいらっしゃるの。

有機農法&自然農法こそ、不耕起・不除草・肥料・農薬・水やりが不要でも育ちやすい性質を持ち、年々、その土地の環境に順応してくれる固定種・在来種のタネで栽培してほしいな……

 

これからは、栽培情報に注目する時代!

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生産者の数だけ、農法も栽培情報も十人十色!

 

これからは農法よりも、生産者の栽培情報の中から、あなた自身が納得して安心・安全な野菜を選択する時代や!

農法について知っておけば、これからは農法マジックに惑わされることもなくなる。でも農法以上に大事なんは、肥料・農薬・除草剤・水やり・耕起・タネ・種子消毒の有無など、生産者ごとの栽培情報や。

農法を勉強してわかったとは思うけど、どんな農法であれ生産者の数だけ考え方も栽培情報も千差万別。だからこそ、これからは農法よりも栽培情報に注目することが大事やし結果、あなたにとって納得がいく野菜が選択できるっちゅ~ワケや!

 

もし、栽培情報に気になる点があって生産者にたずねても回答を濁したり、納得いくまで教えてくれない場合、

その生産者は信用するに値しないだけやから、選択肢から外せばエエだけ!

さぁ、これからは農法やなく、生産者の栽培情報を得て、あなたにとっての安心・安全な野菜を選択しよう!

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